株取引を通じて、安い株を買うことは、後々に大きな利益を生みます。
そして、何が安い株なのかについては、割安な株を判定するPERや
PBR又は配当利回りなどを使用することで、だいたいの判定をする
ことができます。
しかし、判定できるからといっても、すべてを判定できるわけでは
ありません。
それは、上記のテクニックでは、企業の表面上に見える数値だけが
分かるだけなのです。
もちろん、上記のテクニックで判定した数値を踏まえて、企業の業績
を総合的に判断し、その判断が結果として、企業の株価に正しく反映
されているならば問題はありません。
しかし、株は、食べ物に比べて、正しい判断をすることがなかなか
できません。
なぜなら、食べ物は、現物を見るだけで腐っているかいないかの判断
がつくからです。
そして、売られている食べ物の値段が妥当な値段なのかも判断がつきます。
例えば、スーパーなどで売られている食べ物があるとします。
私達は、その食べ物を見ながら、「この食べ物は腐っているから
他の食べ物にしよう」とか、「この食べ物はみずみずしいから買って
みよう」とかの判断をしてから、売られている食べ物が妥当な
値段なのかを判断をするのではないでしょうか?
そして、そのような判断を終えてから私たちは、スーパーなどから食べ物を
購入しているのではないでしょうか?
つまり、企業の株を買うときは、食べ物と同様に最低限調べてから購入すると
いうスタンスを持つようにすれば、自然と割安な株を見つけることができるの
ではないでしょうか。