株主たちは、証券会社の仲介を通じて株式市場で株のやり取りを行います。
また、証券会社が沢山あるように、株式市場にも様々な市場があります。
そして、株式の取引は、主に各地の証券取引所で行われています。
例をあげると、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌にと各地に
証券取引が存在します。
その中でも有名なのが、東京にある東京証券取引所であり、
東証と呼ばれます。
東証には、1部と2部があります。
その違いは、野球とサッカーと似ていて、1軍と2軍のようなものです。
その中での野球では、プロの選手が、1軍のグランドに行くために、
毎日練習を行い、良い成績を残すために、日々選手同士が競争
をしています。
そして、企業も同様に東証1部に入るための努力を行うのです。
しかし、東証1部はどんな企業でも入れる訳ではなく、条件があります。
それは、以下の条件です。
① 株主数:2200人
② 時価総額:40億円以上
③ 純資産:10億円以上
④ 利益:最近1年で4億円以上
といった厳しい条件をクリアしなければ、東証1部に入ることが出来ません。
一方で、この条件をクリアできた企業には、様々な恩恵を受けることが出来ます。
それは、企業の認知度の向上や信頼度が上がることです。
また、東証1部というのは、上記の条件をクリアしてきた企業なので、
すぐに企業が潰れる心配がありません。
つまり、株主にとっても、東証1部の中から銘柄を選ぶほうが安心して
投資することが出来るのです。
さらに、ベンチャー企業や中小企業を中心に構成されているジャスダック
市場というものがあります。
ジャスダック市場では、東証1部に比べると、財務が不安定だったり、
株価の値動きが激しい会社が多くあり、初心者にはあまりオススメ
しませんので、覚えておきましょう。