株の割安度を判定するための方法の一つとして、
PERで株の割安度を図る方法があります。
PERとは、株価収益率といい、Price Earning Ratioの略称です。
そして、PERは、利益から見て株の割安度を計算します。
次の計算式でPERを計算します。
① PER(倍)=株価÷1株あたりの利益
② 1株あたりの利益=純利益÷発行株数
これらの計算式を使用し、PERの数値を計算していきます。
そして、このPERが計算される意味は、株価が1株あたりの
利益に対して、何倍まで買われているのかといったことが分
かるのです。
つまり、現在の利益が続いた場合、何年で投資したお金を回収でき
るかということが分かり、PERが仮に10倍ならば、10年で投資した資金
を回収できるということになるのです。
また、成長が期待される株は、投資家の人気が集中していて、PERが
高くなることがあります。
その中でも、利益の割に株価が高い企業の株には、PERの数値が40倍、
50倍になっている株も珍しくなく、想定どおりに企業が成長していれば
問題はありません。
しかし、企業の成長が止まってしまうと、この株は割高な株と判断される
ので、その企業の株価は急落していきます。
また、株価の上昇余地も限られてくるので、PERの数値の高い株は
買わない方が良いでしょう。
これらのことから、PERの数値を活用をしていき、株取引を行って
いきましょう。