株を売るタイミングとは、株を買うタイミング同様の
問題があります。
それは、株を売ることは、株を買うとき以上に難しいという
問題です。
また、株を売ることにより、損をするのか得をするのかが
決まってしまうからといえます。
これらを踏まえた上で、以下の通り説明をします。
① 株価が上がっているとき
株価が上がっているときは、株価が順調に上がっている
状態でしょう。
そして、含み益になっている方もいるかと思います。
しかし、この含み益を「いつ利確する」のかが問題です。
なので、その問題を解決する方法としては、現在、持っている
株に割高感が出てきていることや現在、持っている株よりもよ
い株を見つかったときが売るタイミングでしょう。
そして、株に割高感を判定する方法としては、PERを使用し
判定します。
もちろん、企業の成長力や業界の特性なども考慮しながら、
PERの数値が30倍を超えているなら、割高と判断し、株を売
ってしまってもいいでしょう。
② 株価が下がっているとき
まず、株価が下がっているときは、どのタイミングで売るの
かといったルールを作ることをお勧めします。
それは、現在持っている「株を塩漬け」にしないためです。
具体的にいうと、含み損の何%になったら売るといったことです。
これを設定することで、株の損切りがしっかり出来るようになります。
そして、あらかじめルールを設定しておけば、感情に振り回されること
なく、売ることが可能となります。
つまり、株価が下がっている状況のときは、作ったルールを実践する
ことで、しっかりと損切りを行うようにしていくのです。
以上が「株を売るタイミング」となります。
この中で特に重要なのが、「株価が下がっている」ときです。
それは、株の損切りをしっかりと行うことが出来るように
なれるかが最大のポイントになります。
つまり、投資家として生きていくのならば、これがしっかりと
できてないと生きていけないのです。
また、そのことを意識することで、あなた自身の投資家としての
レベルを一歩上げることになるので、必ず意識しておくように
しましょう。