不正取引の中でも、よくインサイダー取引という言葉を聞いたことが
あるという方もいらっしゃると思います。
説明すると、インサイダー取引とは、まだ世の中で発表されていない
情報や自分だけが知っているような会社の重要な内部の情報を使って
株取引で儲けようとすることをいいます。
具体的なことを例示すると、自分の勤めている企業の業績が
予想より良く、企業が公式に決算発表する前に、内部の情報を使って
株取引をすることが当てはまります。
また、親や親族がその企業で勤めていたり、友人から情報を聞いたりし
て取引をすることもインサイダー取引になります。
この他にも、自分が勤めていた企業を辞めてから、約1年間の間に、
その企業の株を取引をすることもインサイダー取引になるので、
注意が必要です。
そして、インサイダー取引の共通点として意識することは、
会社の内部の者と外部の者との間で情報が公平でないことです。
つまり、株主たちは、株取引をする際には、情報面でフェアであるか
という意識を常に持ち続ける必要があるということです。
逆に、公平を欠くであろう取引は、インサイダー取引に該当する可能性が
高いということになるので、株取引をする際には十分に注意しましょう。