株には、なんと税金がかかります。
もちろん、株を売って儲かった時に、税金がかかります。
具体的には、株の値上がり益や配当金に対して、
約20%の税金がかかり、納めなければなりません。
そして、上記の面倒な手続きを証券会社では、自動的に税金の
支払いまで代行してくれる方法があります。
それは、特定口座という口座を作ることです。
さらに、証券会社で口座を作るときには、2つの口座があり、
「特定口座」と「普通口座」の2種類あります。
その中で、まず、初心者の方は、特定口座を選択するのが
よいでしょう。
特定口座では、証券会社が税金の支払いの根拠に必要な株の取引
き内容を示す書類を作ってくれます。
そして、証券会社の方が作成してもらったその書類は、
「年間取引報告書」と呼び、その年の1年分の株取引をまとめた
ものをいいます。
一方、「普通口座」の方は、証券会社の方で、「年間取引報告書」
の作成を行ってくれませんので、自分で作成する必要があります。
そして、この「年間取引報告書」を作った前提で、よく皆さんが耳にす
る確定申告の作業となります。
よって、確定申告をするのであれば、必ず必要となる書類ですので、
必ず用意するようにしましょう。
また、確定申告では、年間で20万円以上の利益が出ていなければ申告
する必要がありません。
あと、証券会社で特定口座を作成した場合、源泉徴収のありとなしが
あると思います。
説明すると、源泉徴収ありでは、証券会社が代行して税金を株主に
代わって納めてくれます。
逆に、源泉徴収なしでは、毎年2月~3月の間にある確定申告の時期
に自分で申告し、税金を納めなければなりません。
つまり、このような手続きが面倒な方や初心者の方は、証券会社で口座を
開くときは、特定口座を選択し、かつ源泉徴収ありを選択すれば、
あとは、証券会社が代行して税金を納めてくれますので、安心して
株取引に専念できます。
ですから、証券会社で口座を開設するときは、慎重に検討しましょう。