よく、某企業の株が「ストップ安」又は、「ストップ高」といったような
情報をテレビや新聞で報道されることがあります。
これは、その企業の株が、値幅制限いっぱいまで株を買われたときに、
「ストップ高」と呼ばれます。
一方で、値幅制限いっぱいまで株が売られたときを「ストップ安」と呼んで
います。
具体的な例を上げると、ストップ高では、業績が予想以上に良かったことや
想定外の上方修正の発表などで、株主がそのような企業の株を買うことで
起こります。
逆に、ストップ安では、その企業が倒産することが決まった時など株の
価値がなくなるので、株主達が一斉にその企業の株を売ることで起こる
のです。
まるで、ジェットコースターのように毎日ストップ安を繰り返しながら、
株価は下がり続け、やがて、その企業の株の価値は、なくなっていきます。
そして、ストップ安やストップ高における値幅制限が設定されている意味は、
1日うちにあまりに株価が動きすぎると、投資家が正常な判断ができなくなる
恐れがあるという理由で、株価に1日の値幅上限と下限が設けられているの
です。
もちろん、値幅制限は、企業の株価の基準値段ごとで値幅制限を行っています。
例えば、ある企業の株価が800円である場合は、上下に150円までが値幅制限
になります。
これがよく言われる値幅制限です。