株価が上がる要因を探ってみましょう。
まず、株価が上がることとは、株を買いたい人が売りたい人の数を
上回ることであるといえます。
そして、それらは、株価のグラフに反映されていきます。
これらを踏まえた上で、株を買いたい人が、なぜその株を「買うのか」
という理由を上げていきます。
① 企業の事業が好調で、予想を上回る利益が出そうなとき。
企業は、来期の売上や利益をあらかじめ予想して公表します。
つまり、よくテレビや新聞で伝えられる「上方修正」という言葉を
企業が発表するときです。
この発表は、決算発表日の前に出ることが多いので、投資家は
このときにこぞって株を買うのです。
② 企業が配当金を増やす又は、止めていた配当金を復活させるとき。
企業は、自由に配当金の額を増減させることができます。
企業が配当金の金額を増やすことを増配といいます。
要するに、前回、行っていた配当の額を増やすことをいいます。
また、企業が止めていた配当金を復活させることを復配といいます。
この上記の2つを行う理由は、企業の事業が順調に進んでおり、
業績も好調であるからといえます。
これらのことが企業から発表されると、投資家は、株を買う行動を
起こしやすくなるのです。
③ 企業が新製品の発表をしたり新工場を建設するとき。
企業は、常に市場競争という周囲の企業と競争をしています。
そして、競い合い勝つことで、企業は、存続しています。
その企業が、新しいことを行うということは、周りにいるライバル
企業から一歩先に進むこととなり、周囲の企業との競争に勝ちやすく
なるのです。
また、企業が新しく何かを始めることで、投資家は、
「利益が増えるかもしれない」といった期待を持つことができます。
つまり、最終的に、利益を上げれば、配当という形で投資家に返ってくる
ことになるのです。
よって、このような報道がされたら、投資家の心象としても良いもの
となるので、株を買う要因であるといえます。
④ 日経平均株価の上昇につられて上がる。
テレビや新聞またはネットなどで日本経済が好調だと伝えられると、
日本の株はどんどん買われていきます。
そうなると、日経平均株価は上昇していきます。
そして、それにつられて個別株の株価も上昇していきます。
このときは、どの銘柄の株を買っても上がっていく割合が高いので、
初心者にとっても投資を始めやすいといえます。
⑤ 割安になっている株
割安になっている株は、本来の業績に比べると株価に業績が反映されて
いないので、投資対象として、とても魅力がある株の一つです。
そして、割安の株の特徴としては、一度、投資家に注目されると、
株価が上昇していくことがあるので、魅力的な投資対象の一つとして
投資家に買われていくことがあります。
以上が基本的な株価の上がる要因です。
これらを踏まえた上で、株取引を行ってみましょう。