株主は、あらゆる情報について敏感にならなければなりません。
敏感になるとは、テレビや新聞やネットなどどの情報媒体でもいいので、
チェックをするということです。
もちろん、株価のグラフも情報のチェックの対象となり得ます。
日々刻々情報や社会は変化しているので、株主にとってこのような動作は
とても必要なことです。
また、情報が刻一刻と変わっているならば、企業も変化しています。
企業の変化は、企業がいい方向に進んで成長することや悪い方向に進んで
退化している場合を指します。
そして、その中で株主が想定しなければならないリスクがあります。
それは、企業が悪い方向に進んでいるときです。
具体的には、企業の業績の悪化や様々なことが原因で企業そのものの
価値が下がっているときです。
企業の価値は、悪い方向に進めば、株価のグラフに現れ、下降のグラフ
を描きます。
その上で考えると、株主が提供している資金は、企業の株価のグラフの
とおり下降すればするほど、提供している資金の価値は、グラフのとおり
どんどん下がり続けることとなります。
これが株主が敏感にならないといけない理由です。
しかし、このような事態は、株主になれば誰にでも起こり得ることなので、
特に問題はありません。
この問題よりも遥かに最悪なことがあります。
それは、企業が倒産することです。
企業が倒産するとは、どういう事なのかというと、株主が提供している
資金は、企業でいう資本金に当たり、株主に対して返済義務がないという
ことなのです。
つまり、倒産すると株主の提供している資金の価値は、ゼロになる
ということです。
そうならない為にも、株主は、特に情報に対して敏感にならないといけない
わけです。
そして、敏感になることは、株主になるために必要なことであり、リスク
を想定することでもあるのです。